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2007/05/19

川崎を縦断する、徒歩で。(準備編)

 
0.前置き
 
 
 もともと「徘徊」することはこのブログでの裏テーマでも有り(いや表か)、ここまでにもあちこちで徘徊して(ネタにして)います。 そのため、「川崎」もテーマであるこのブログとしては一度やって見たかったネタが有ります。外連なしのそのままズバリ「川崎縦断」です。
 
kawasaki
<川崎の地図>
 
 見ての通り川崎は南北に細長い都市で、その為もあって北部多摩区の山の中から、南部川崎区の海の果てまで風景も大きく変わります。これを走破するだけでも、いろいろな風景を提示することが出切るはず。 その距離およそ40km! (←この数値は地図上で図った概算から引っ張り出した数字なのですが、実はこの時点で大きな間違いが有ったのです。しかしそのこと自体は結局、実施の後まで気がつきませんでした)
 
 「一度やってみたかった」は実際にそうで、以下の通り過去にリハーサルを実施しています。
原点に立ち返りともかく川崎を徘徊する(前哨戦)
 しかし、このことが却って、全行程実施までに間ができてしまう原因となったわけでもありますけどね。
 
 
 
第1章【準備編】
 
 
 
1.徒歩は諦めてバスで行こうとしたけど
 
 上記事前に練習として行った徒歩行は浮島から川崎駅前までで2時間半でした。実施したのは2005年9月23日ですから、もう1年以上経っています。 
 しかしこの時は途中で脚に違和感が発生、そもそも練習であり予定は当初から「川崎駅」までだったのですが、しかしそこまででなくてもそれ以上の続行は難しい状態となってしまいました。
 
 この時の問題点-靴など足元の配慮がなかった。
        -ストレッチなど開始前の準備が足りなかった。
 
 2007年になってようやく実施する気がおきたのは、この時点では特に深い理由はなく、過去のネタ帳を棚卸しした際に思い出した、という位のきっかけです。
ですがこの時の記憶が大きく……考慮の結果、徒歩行での踏破を断念しました。
 そのため第2案を検討の上、少なくもまず初めは、「バス行」による踏破を目標としました。

 「乗るバスは『川崎市営バス』のみ、乗り換えは最小限
 これを条件として経路を探した結果として、以下の行程を選定しました。

 出停-バス経路-着停
 柿生駅-登17-溝口駅 
 溝口駅-溝06-井出営業所 
 井出営業所-川63-川崎駅 
 川崎駅-川05-マリエン 

 バスでの最終目的地は「川崎マリエン」としました(単に行った事無かったから)。
 
 バスの乗車時間のみで4時間ほど、待ち時間なども込みで6時間程の見込み。
 ちなみにバス代としては1日乗車券を使用する。
 これで2007年02月18日に実施する。
 
 
 
 
 つもりだったが……しかし、この日は早朝からの大雨。やむなく、順延とした。
 
 
2.やっぱり徒歩で踏破するべきだ
 
 上記順延に伴い日程の再調整を考えるうち、やはり「徒歩での走破をすべきだ」と考えが再び浮かび上がった。そのため、再度徒歩走破を検討、地図上で経路を選定した。
 
P1600571
 
 極地から極地へ。まず最初は「北端から南端へ」という経路を考えた。この場合北端は南武線矢野口駅から多摩川に出た付近となる。ただ経路を検討した場合、その大半が「府中街道」となってしまうため走破するにしても「面白みが少ない」、また川崎市内の区を可能な限り通りたいということで、麻生区も通経路を検討することとした。
 この上で更に川崎西端も考慮したが、これは市境が山の中のため、開始点を定めるのが困難と判断。その上で、開始時に行き着きやすいだろうと想像できた若葉台駅側、はるひ野5丁目の可能な限り一番奥を出発点と設定した。
 
P1600573
 
 逆に終点は、へたに迷うわけにも行かないし工場に入り込むわけにも行かないということを前提として、予行演習で始点とした浮島を設定した。
 
 
 さて、筆者の通常の走行距離は4~5km/hとなっている。4kmを50分歩いて10分休むというペースで、想定40kmなので、10時間でゴールという目標……とは言っても10時間この走行速度を保てるわけはないので、後半ペースが落ちることを考え12時間後にゴールと設定した。
※この段階では「3時間毎に状態を確認して続行か中止かを決める」という事も想定はしていたのですけど。
 
P1540072
 
 事前のテスト歩行の反省を踏まえ、足元の準備も考えました。前回靴裏が摩耗していて滑りやすくなっていたのも、問題だった(とこの時は考えた)。ちなみに現時点使用している靴も靴裏は摩耗していた。新しい靴を買っても良いが、それよりは馴れている靴のほうがよいだろうと考え、川崎ダイスの東急ハンズで補修ゴムを購入、張り付けて修理。結果、結構歩きやすくなった。(結果的にはこれも判断ミスというか考慮が甘く、これに依ってかなり苦しむことになりました)
 
 
3.記録方法など他の準備も行う。
 
 しかし、ただ歩くだけでは面白くないです。またまずそれを「記録」しなければ記事になりません。
 記録のために写真を撮ることは前提でしたが、それも可能な限り定期的(5分おき)に見える物を写真で撮ることに。丁度現在使用している腕時計(カシオのドイツW杯審判仕様のスポーツウォッチ)にはインターバル計測機能がありますので、これで5分起きにアラームを鳴らしで撮影タイミングを計ります。
 
 とは言っても、ただ歩いてただ写真を撮っていくだけでは(またそれらを並べるだけでは)面白くありません、ここまではこのブログでも基本的に「それだけ」でしたけどね、確かにこれだけでは記事としても面白みは薄いでしょう。なので今回は、別の記録を考えて提示することを考えました。
考えました。
 
 ・
 ・・
 ・・・思い付いた。
 
 GPSです。もとより徘徊して回っている身には前々から欲しい物でした、時々道に迷っても居ますし。ただ値段もそれなりなので購入は躊躇していました。
 インターネット経由で色々探していて、まず↓を発見しました。
 
P1540074s
 
MAPLUSポータブルナビ(GPSレシーバー同梱版)
MAPLUSポータブルナビ(GPSレシーバー同梱版)
 
 PSPのGPSを購入。これを使って位置情報を記録する。
 
 ということで、早速購入しました。しかし
 事前に実験してみた処、PSPの標準バッテリではで4時間しか保たないことが判明。先に書いたとおり走破に12時間を要する予定なので、4時間では全然足りません。
 これを補う方法として増設バッテリなど考慮してみましたが、そうなれば今度は持ち運びに支障が発生する可能性がでてしまうと考え。結局この「PSPのGPS」では今回の用途には困難と判断しました。
 これ「PSPのGPS」自体は迷った際に使えるので良いとして、位置情報記録のために別の方法を考えることにしました。
 
P1600581
 
 その結果見つかったのが↓の素敵なアイテムです。
SONY GPSユニット GPS-CS1K
SONY GPSユニット GPS-CS1K
 
 ソニーのGPS-CS1Kはロギング専用のGPSです。画面表示などは一切無く、唯ひたすら15秒毎に現在位置を記録し続けるだけ。ただしその分電池は10~12時間保つので、今回の挑戦には充分。これを使用することに決定。これも早速購入。
 ちなみにこれは新潟スタジアムに行った際に実際に稼働させて動作を確認しました。試合後新潟スタジアムから駅までてくてく歩いて戻ったのですけど、その行動もきっちり記録されていました。
 
 準備はここまで、実行日は2007年3月25日と設定しました。しかし。
 2007年3月25日は朝から雨のため、また断念しました。


4.今度こそ実施
 
 日程を再び調整しました。当日及び翌日も休むことができる日として、

04月30日 予定日
05月01日 予備日
05月02日 休養日

と日程を設定。どのみちこのゴールデンウィークは遠出をしないので。
 のつもりだったのですが、しかし勤務の都合で1日こそお休みは取れたが2日は出社することになり、そのため再度調整を行い、

05月04日 予定日
05月05日 休養日

 これが最終日程となりました。ただこの予定を立てた時点でも実の処は本当にやる気満々だったわけではなく、3月25日のようにカメハメハな理由でまた中止という可能性も大きくありました。……しかし5月3日
 この日Jリーグは川崎対(横浜)まり戦が行われ、この試合で川崎は負けてしまいました。
がんばれ、次は勝ってくれ。いや勝ってくれと言うだけではなく、自分も何かをしよう。

川崎フロンターレ必勝祈願行脚

 この時点で、この徒歩行は必勝祈願の荒行としての意味も持たせるという気分になったのです。
(それ故になおさら、行程中での中止ができなくなった訳でもありますけど)
今回長いのでここで段落を切ります。
第2章【実施編】に続く


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