地域リーグ決勝大会第3日@熊谷
日曜日12月02日は、熊谷に。
去年も来たような気はします。というかサテライト見にこの前来たばかりか。
早く着きすぎで10時前には現地に到着。出迎え……は、丁度同じタイミングで会場入りをしていた岡山の選手を迎える岡山の皆様。
今日は地域リーグ決勝大会の3日目です。
各地域リーグの代表14を4グループに分けての第1ラウンドを勝ち抜けた4クラブがが集まっての決勝トーナメント。4クラブが3試合を3日間で行うという恐ろしく過密な戦い。この大会を勝ち抜けることにより、JFLへの道が開かれます。
昇格条件はJFL側の状態により毎年異なりますが、今年の場合は熊本がJ参入確実、さらに富山の2クラブが合併ということで2クラブが自動昇格、3位が入れ替え戦ですが岐阜がJに昇格した場合は3位も無条件で昇格となります。4位だけはカヤの外。
決勝ラウンド進出クラブは以下の4クラブ。
ファジアーノ岡山 (岡山)
ニューウェーブ北九州 (北九州)
バンディオンセ神戸 (神戸)
FC Mi-oびわこKusatsu (びわこ)
さてまず金曜土曜の結果を振り返ります。
第1日結果
07.11.30 11:00 岡山 1-1 北九
4PK3
07.11.30 13:15 神戸 1- 1びわ
5PK3
この大会のレギュレーションでは、90分で決着が付かない場合は即PK戦となり、勝ち点は「勝ち3」「PK勝ち2」「PK負け1」「負け0」となります。
1日目終了時順位
岡山 △ 勝点2 得失±0 総得点 1
神戸 △ 勝点2 得失±0 総得点 1
北九 ▼ 勝点1 得失±0 総得点 1
びわ ▼ 勝点1 得失±0 総得点 1
第2日結果
07.12.01 11:00 岡山 0-0 神戸
2PK4
07.12.01 13:15 北九 0-1 びわこ
2日目終了時順位
びわ ▼○ 勝点4 得失+1 総得点 2
神戸 △△ 勝点4 得失±0 総得点 1
岡山 △▼ 勝点3 得失±0 総得点 1
北九 ▼× 勝点1 得失-1 総得点 1
そして第3日の組み合わせは以下の通り。
07.12.02 11:00 岡山 - びわこ
07.12.02 13:15 北九州 - 神戸
2日目の時点で昇格確定クラブは無し、どこも勝てば昇格確定という微妙な状態で最終日を迎えることとなりました。
スタジアム内に入っても、居るのは岡山の人だけ。
キックオフ1時間前でしたから。
しかも今日の試合に勝てば2位以内が確実となり、JFL昇格が確定します。
11時キックオフの第1試合は、岡山対びわこです。
岡山スタメン。
びわこスタメン。
審判スタメン。
選手入場。
キックオフ。
……と、開始から10分ほどで、
岡山のジェフェルソンがゴール。なんか一人だけ別世界でした。
あとで確認したのですけど、このジェフェルソンって鳥栖や横浜FCに居たジェフェルソンなのですね、ちょっと納得。
大喜び。
びわこも責めるけども決めきれません。
そのまま時間も過ぎ、後半も残り少なくなると岡山はコーナーキープなど時間を潰す策に。
後半ロスタイムは4分。
そしてとうとうタイムアップ。
……前の笛でカンチガイしたベンチの人達が試合終了前にピッチ内になだれ込んじゃったような気もしますけど、とりあえずおとがめなしでした。
岡山1-0びわこ
岡山はこれで2位以内が確定し、JFL昇格確定です。
大喜び。
大喜び。
選手スタッフはサポ前まで移動して、大喜び。
胴上げ。
第1試合終了……と、さっきまで赤かったホーム側コーナーは急に黄色に。
アウェイ側は赤に。
神崎の段幕もあります。
13時15分キックオフの第2試合は、北九州対神戸です。
その前に、この時点でどうなっているのか状況を書きます。
第3日第1試合終了時順位
岡山 △▼○ 勝点6 得失+1 総得点 2
びわ ▼○×. 勝点4 得失+0 総得点 2
神戸 △△.. 勝点4 得失±0 総得点 1
北九 ▼×.. 勝点1 得失-1 総得点 1
第1試合の結果で、岡山は2位以内を確定、びわこも3位以内を確定。
残り2クラブについては、
第2試合で北九州が1-0で勝った場合、 勝点4 得失点±0 総得点2でびわこと並びますが、
||勝点が同じ場合は、得失点差・総得点数・当該チーム間の対戦結果の順序により順位を決定する。
直接対決でびわこが勝っているため、2位びわこ 3位北九州となります。
なので、北九州が2点以上とって勝てば、2-1でも総得点で上回るため北九州が2位 びわこが3位となります。
逆に神戸は、勝てば文句なしで1位、90分で勝てずともPK戦まで持ち込めば神戸は勝ち点を2ないし1積み上げることができますから、この場合は神戸が2位、ともに北九州は脱落です。
結果早見表
北九 90勝 得点2↑ 2位北九州 3位びわこ.. 4位神戸
北九 90勝 得点1. 2位びわこ.. 3位北九州 4位神戸
北九 PK勝. 2位神戸.. 3位びわこ. 4位北九州
神戸 PK勝. 2位神戸.. 3位びわこ. 4位北九州
神戸 90勝 1位神戸 2位岡山.. 3位びわこ. 4位北九州
つまり北九州は、『2点以上とって勝つしかない』という難儀な状態に追い込まれてしまっているのです……
北九州スタメン。
GKは、アモーレ水原! FWには藤吉!
他にも小野信義など、J経験者が何人も。
神戸スタメン。
こちらも神崎だけでなく、川崎元気など見た事のある選手が。
ぴょん吉のキックオフで試合終了。
去年は藤吉を見に太陽が丘まで行ったのに、結局見ることはできませんでした。
藤吉を見るのはもう何年ぶりだろう?
ちなみに胸スポは井筒屋です(^ ^;)
そしてピンクでない水原。監督が呼び込んだのでしょうけど、何も地域リーグでやらなくても……とは思ったです。
実際FKの時なども
まったく危なげなかったですし。
なお相手コーナーキックの時などのコールが、あの「アモーレ水原」だったのがちょっと嬉しかった。ついでに藤吉のメキシカンロックも聞きたかった。
さて前半20分ほど、オノシンギのコーナーキックから
ゴール前に送り出されたボールを
北九州の大きなドグラスが頭で押し込んで
北九州が先制。
そのすぐ後、今度は神戸がコーナーから
ゴール前で大チャンスとなったものの
ゴール前での交錯がファールとなってしまい
黄色カード付きで惜しいことに。
そして前半32分くらいにとんでもないことが。北九州がゴール前に大きく送り出したボールが、とんでもない弧を描いて枠の中に突き刺さってしまったのです。カメラ構える間もないくらい。
これでとうとう、北九州の昇格が大きく近づく2-0に。
他に藤吉がゴールライン際で3人交わしてゴール前に折り返すというこれまた次元の違うプレイも、残念ながら点にはなりませんでしたけど。
そのままの流れで、後半もロスタイム3分。
神戸DFが北九州の選手をPK枠すれすれでぶちたおしてしまい、
一発レッド。
ロスタイム2点差で10人に。
ロスタイムも残りわずか、北九州の選手スタッフはベンチに集まってきました。
そして試合終了
北九州2-0神戸
最終順位
優勝 :ファジアーノ岡山FC . △▼○ 勝点6 得失+1 総得点2 自動昇格
準優勝:ニューウェーブ北九州. ▼×○ 勝点4 得失+1 総得点3 自動昇格
第3位:FC Mi-O びわこ Kusatsu ▼○× 勝点4 得失+0 総得点2 岐阜次第(自動or入替戦)
第4位:バンディオンセ神戸 . △△× 勝点4 得失-2 総得点1 -
勝ち点は4で3クラブ並んだものの、この試合での2得点が決め手となり、得失点で北九州が2位で勝ち抜け、昇格確定となりました。
大喜び。
神戸の選手はがっくり。今年もまた後一歩と言うところでJFL昇格が消えたのですから。
今日のすかーさま。
整列をしようにも、神戸の選手はがっくりしたまま動こうとしません。
藤吉とアモーレ水原。御疲れ様。
大喜び藤吉。
大喜び北九州の皆様。
サポータの前に移動藤吉。着いてくるカメラマン報道陣。
サポータの前で
バンザイ。
胴上げ。
その後下に落として足蹴(をゐ)
さて試合終了後には表彰式が行われました。いちおう全4クラブ参加……のハズですけど、神戸の選手は出てきませんでした、仕方ないか。(後で3人ほど)
まぁ表彰式は最後までは見ず、混まないうちに満員のバスに乗り込んで帰りましたです。
ともあれ、日本で尤も過酷なサッカー大会。今回は3日目しか見ることできませんでしたけど、昇格が決まっていなかったこともあってどちらの試合もかなり楽しめましたです。来年も見に行ける時・場所でやっていたら見に行くつもりです。そしてJFLも、特に北九州。
追記:なお3日のJリーグ臨時会議の結果熊本と岐阜のJ参入が承認されたため、3位のびわこも入れ替え戦なしでのJFL自動昇格が確定しました。
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