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2008/06/17

いまになって4月の川崎のお祭りについて。もちろん全世界に知られたアレです

 Jリーグも幕間に入りましたので、貯めていたネタ系記事を出します。

 今回は「知らないうちに世界的に有名な川崎のアレ」について。世界的に有名な川崎と言っても、バイクでは無いのです。(→以前アメリキ旅行中に「どこから来たのか」聞かれて「KAWASAKI」と答えたら、相手は「カワサキか」と納得しつつ、バイクのハンドルをもつジェスチャーで返された事が有ったのですよ。「そのカワサキとは違う」てのは説明面倒なのでしませんでしたけどね。というかバイクのカワサキは川崎さんが始めただけで地名のカワサキとは関係ない、とか説明できるほどアメリキ語操れるんだったら苦労はしないです、私)
 
 まぁ、「川崎の4月のお祭り」と書けば、それだけで判る人には何を書くのか判るぐらいに、勇名だとは思います。だからこそ、川崎に住み着いている身としては「いつか書かなければならない」とは思っていました。
 
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 4月最初の日曜日。ポンキッキーズな二人に出迎えられました(駅の広告。マンション?)
 
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 現地に着いたのは11時過ぎ。川崎大師の駅は大混雑。いえ初詣での時などの方が混むのでしょうけど。お正月などは混む事が判っていますから却って近寄りませんので判りません。
 
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 さてその初詣などの「通常」ならば、この駅からは当然駅から向かって左へ進み川崎大師へ行くのでしょうけども。この日だけは人の流れは逆方向です。目的地は青→の先。
 
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 京急大師線川崎大師駅を大師側の改札を出て右を向くと見える「宮川病院」の方向へ進み、前の道を進んでください。
 
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 その奥に、目的の地があります。
 
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 そうです、この日は4月の最初の日曜。川崎がその名を世界に轟かせている、というお祭り、「かなまらまつり」の当日です。
 
 基本情報については、wikipediaをご参照ください。かなまら祭

かなまら祭は、江戸時代に川崎宿の飯盛女達が願掛け(性病除け)を行ったことに端を発し、商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合などを願い、現在も毎年4月に盛大に行われる。エイズが蔓延するようになってからはエイズ除けの祭として国際的に知られるようになり、多数の観光客が訪れるようになった。また、女装した男性が多く参加することも特徴であり、祭の重要な構成要員となっている。日本国外でも「歌麿フェスティバル」あるいは「Iron Penis Festival」として知られており、多数の外国人観光客も訪れる。

 まぁ素朴すぎて「今の目から見る」と突き抜けたお祭りになっちゃっているわけですが、その突き抜けてている処を「突き抜けている」と全世界に向けて喧伝された結果、「突き抜けている」お客が全世界から集まってきて、雰囲気も「突き抜けている」という感じとなっています。
 
 処で、今回の記事はその祭りの内容上「かなまら」自体について言及せざるを得ない場面がでてきます、ただ私自身は「こういうの」についての直截的な表現は可能な限り抑えたいです。そのため、以下記事中……要するに「まら」に相当する物について言及する場合には「Phallus」と表記します。(ラテン語だそうです)「かなまら」は「Steel Phallus」と表記しますが、この表現はアメリカ語版 wikipedia に準拠しています。→ http://en.wikipedia.org/wiki/Kanamara 
(でも実の処は、アメリカ語とラテン語のちゃんぽんはちと気持ち悪い処。ラテン語だと"Chalybs phallus"?→オンライン辞書で引っ張っただけなのでほんとかどうかは判らない。ただ、「Phallus」を直截的な単語で書かなかったのは、要するにアメリキの人も「直接表現」を避けたかった、と言うことだとは思います)
 
 
 話を当日現地に戻します。
 
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 この日は12時から「面掛行列」ということで、表通りは人で一杯でした。「面掛行列」はお面を被った行列、要するに仮装行列のことですが、このまつりでは仮装した人よりも3基の御神輿の方が中心となっています。
 
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 でも交通規制はしていませんから、人だかりを割って車もバスも平気で通ります。
 
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 「Steel Phallus」マークの奉納幟。
 
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 その背後に立つ……ええと、マイメロディ(^ ^;)
 ※敷地内に幼稚園が在ります。
 
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 時間になって、行列が始まりました。最初の御輿登場。
 
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 世界的に有名なお祭りと言うことで、余所の国の人達も目立って多かったです。
 御輿に群がる皆様。
 
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 御輿の中央にすっくと立っているのは、もちろん「Steel Phallus」です。
 
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(念のためモザイク掛けました。マウスオーバーで解除します)
 
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(マウスオーバーでモザイク解除)
 
 続いて出てきたのは、もうそのまんま。エリザベス御輿だそうです、名前は提供している「お店」より。その、お店の関係者が担いでいます。どういう店なのかはここでは言及しません、気になる方は各自御調べください。
 ……ええと、「でっかい」なんとか、とかなんとか掛け声を上げていたような? 
もちろんなんとかには「Phallus」に相当する単語が入ります。
 
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(マウスオーバーでモザイク解除)
 
 私的には、インターネット経由でもう幾らでも写真を見ることができる「Steel Phallus」自体よりも、「Steel Phallus」に群がる皆様、その大きな「Steel Phallus」がその場にあからさまに存在することを喜んでいる、またはその存在を確認したことを喜んでいる皆様の姿の方が気になってしまったです。そのために余所の国からも駆けつけている? 
 
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(マウスオーバーでモザイク解除)
 
 こちらは確実にそのために駆けつけたであろう、外国のメディアの方。
 
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 これは3つめの御輿。船御輿です。
 
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 あまりの混雑ぶりに、壁によじ登って見ている人も少なからず。
 
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 でも、バスは通ります。
 まぁ行列は、あっという間に通り過ぎていきましたです。
 
 
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 さて、行列は通り過ぎていきましたから、ここからは境内の中の様子を覗きました。
 人が一杯です……でも、こちらは同じ境内に在る「若宮八幡宮」です。
 以前は別の場所に在ったそうですが、川崎の再開発の過程で、金山神社を含めたいくつかの神社が若宮八幡宮に合わせて祀られることとなったそうです。
 
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 こちらも、精力的に撮影しまくっていた外国のメディアの方。全く根拠はありませんけど、イタリアの深夜番組というイメージが浮かんだデス。(ドイツの放送局も、夜中にアレな番組ばかり流してた処があったな……)
 
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 これは「Steel Phallus」をかたどった飴の販売テント。買う人一杯。
 私が見ている内に売り切れとなってしまっていました。いえ私は買いませんでしたけど。
 
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 「Steel Phallus」をかたどった柱に跨がる人と、それを写すカメラな皆様。
 突き抜けたお祭りだから突き抜けて楽しむのは良いのですけど、中には何だかよく判らないアニメ系コスプレな人なども居て、その突き抜けすぎには正直頭が痛くなりましたです。
 
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 奉納演芸も行われていました。……でもなぜかベンチャーズ(^ ^;)
 
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 他には、温泉場みたいな「突き抜けた」グッズ売りなどなど。
 この突き抜けた空気に晒されると、普通は買わない「突き抜けた」グッズなどを買う人も居るのかもです。
 
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 ちなみに混みすぎで、肝心の金山神社には近づくことすらできませんでした。
……花はきれいでしたです。まる。
 
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 で、終わるのでは、気分的にもなんだか難がありますので、記事は更に続きます。
 まぁ実の処は、当日混むことは想定していましたから……
 
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 こんな事もあろうかと、実は前の週に現地調査をしていました。
 さすがに、前の週は駅も空いていましたです。
 
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 もちろんというか一週間前では、境内に人は殆ど居ませんでした。
 
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 改めて、こちらは若宮八幡宮。
 
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 こちらは狛犬……ではなく、その背後に建っているのが「金山神社」です。
 
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 一見、神社に見えない建物ですね。詳細は以下の通り。金山神社
御祭神の両神は、イザナミノミコトが火の神を生んだ際、下腹部に大火傷をしたのを、治療看護した神とされており、お産、下半身の病にご利益があると言われている。現在は、子授け、夫婦円満の神、エイズの御守りなど、性神として信仰を集めている。
金山神社社殿は 1999年建て替えにあたり、鉄をイメージし外側を鉄板でおおい、黒1色の一辺約3mの正八角形、高さが8mの吹き抜けで、およそ一般的にいう「神社」とは異なる個性的な社殿となった。

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 その前には絵馬殿。
 
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 その絵馬殿中央にすっくと立つ「Steel Phallus」。
 
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「御神体をまたいでご参拝ください」と書いてありましたから、跨ぎましたよ
「御神体には絵馬を掛けないでください」とも書いて有りますが、インターネットで過去の記事を検索すると、絵馬に埋もれて本体が見えなくなった御神体の写真を何枚も見ましたです。だからこそ今では「掛けるな」なのでしょうけど。
 もちろん掛けられている絵馬は、ここに掛けるべき願いが書かれた物ばかりでした。
 ※詳細については記事では言及しません。現地でご確認ください。
 
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(マウスオーバーでモザイク解除)
 
 社殿側にも、「Steel Phallus」が建っていました。
 
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 金属加工会社の奉納品です。
 この神社は名前の通り鍛冶や金物の神様なので、それらを扱う会社の信仰を集めているとのこと。面掛行列の3つめの船御輿は「日立造船」寄贈だそうで。
 
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 もちろんこちらにも、絵馬を掛けては駄目です。
 
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 さて、この扉の奥は……
 
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 社殿の中は「鍛冶の神様」に相応しく床の半分が土間となっており、中央部に「ふいご」と「炉」と「金床」とが置かれていて、鍛冶屋の作業場そのままとなっています。
 
 実際の処はお祭りを見たときにも、鍛冶の神様と下半身の神様がどうつながるのかよく判っていませんでしたが、ただ後日この記事を作成する際にインターネット経由で調べてみました。それによると、古来行っていたタタラ製鉄で鉄が産み出される過程が「人間の出産」への過程と似ているとして、古代の人がこの二つを重ね合わせて考えたとのことでした。
 そう考えてから、先の金山神社の由来を読み返すと、それは何となく納得できるような気はします。
 
 実際の処お祭り自体については、祭られているのが「Steel Phallus」というだけで、またピンクのどでかい「Phallus」の御輿が練り歩くと言うだけと考えることができます。例えばその要素を別のものに置き換えてしまえば……ふろん太を置いて「ふろんたまつり」とか……それだけで、普通のお祭りになってしまいます。そう考えてしまえば。私自身は余りに「突き抜けた」雰囲気で却って醒めてしまいました。
 でっかい「Steel Phallus」が担ぎ上げられていたからと言って、「中学生じゃないんですから」とそれだけで喜んだりはしなかったです。ただ、そういう中学生みたいに喜ぶ処まで「心を緩めた」人達はたくさんいましたし、そもそもがお祭りですから「心を緩めて」楽しむ。そのことこそが……本当は肝要なのだろう、とは思いました。
 
 
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 このお宮が賑わうのは、おそらくは4月第一週の週末だけ。他の日は基本的にひっそりと静まり返っているのでしょう。
 次の喧騒は、また来年の4月第1日曜日に。
なお開催日は各自ご確認ください

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