「光ポータブル」入れました
(2010/08/13追記)記事を見直して若干整理しました。
1)前段階
まず最初に。家で使っていた無線LANアクセスポイントが気がつくと購入して早数年、今となると遅いな……と思ってしまった処から始まります。屋内回線をADSLからフレッツ光に替えて以降は大元がけっこう早くなったこと(局からの距離もあってADSLは下り3Mが精々だったのに、光になると下り40Mが普通に表示されるようになりました)またデスクトップPCが壊れて(比較すれば多少は)性能の良い物に交換したこともあり、それまでは気にしてなかった無線LANの速度が気になり始めたと言うことで。
で、買い換えの候補を考えて「光ポータブル」に思い至りました。
「光ポータブル」は、フレッツ光契約者の場合月額315円でレンタルできます。しかも期間の縛りはありません。
OEM元の"BUFFALO ポータブルWiFiルーター Portable Wi-Fi DWR-PG が3万円であることを考えると、縛り無しでレンタル月額315円は格安でしょう。というわけで申し込んだのは6月末。ちなみにいわゆるSIMロック版を申し込みました。申し込みの時点で、発送予定は7月中旬以降との表示。
ちなみについででフレッツスポットの申し込みも。こちらも月額210円(NTT東日本)と、合わせても500円強の追加です。
2)本体到着までに一悶着
7月16日にNTTから発送日調整の電話が有りました。この時点で一週間後に発送という話でしたので、7月24日土曜日を指定。しかし宅配業者が佐川という処までは確認したのですが時間指定はしませんでした、これが大間違い。
当日になって荷物の到着時間が判らない事に気がついたのですが、でも荷物番号も判らない。佐川急便の地域のセンタに電話で聞いてみたのですが、荷物番号が判らないと探せないとのこと。
それでNTTに電話してみると「配送部門が土日休みのため調べようがありません」はぁそうですか。
結局土曜は一日待って、夕方19時に到着。やれやれ。
※電話で問い合わせた後にも途中経過の連絡をしてきてくれましたから、佐川急便の対応自体には不満はありません。
3)本体の様子
箱の中に納められていたのは、本体と電池、クレイドル、USBのケーブル、LANケーブル。そしてマニュアルの冊子と補足や訂正の紙が一杯。電池は消耗品で、交換の場合には4000円くらい払う必要が有るらしい。(尤も解約にペナルティが無いのですから……)レンタル終了の際にはどこまで返せばいいのやら。
本体自体は携帯電話よりも一回り大きいくらいの箱なので、持ち運ぶにしても特に難儀は有りません。
添付されていたUSBケーブルが二股で、充電の際には二股両方をUSBポートに接続する必要が有るというのがなんとも面倒ですけども。
裏ぶたを開けると充電池の隣にSIMスロットが有ります。その下の白いポイントは「リセットスイッチ」で、設定が安定するまで何度も押すハメに。
4)屋内LANアクセスポイントとしての設定
まずは屋内で接続するための設定を始めました、しかしこれが一苦労。簡単に言えば添付の取り扱い説明書が判らない。というのも説明書ではAOSSなる自動設定が基本になっているのですが、しかしこの自動設定だといろいろ勝手に設定してしまうようで、自動設定できない相手との接続が訳判らなくなりました。(無線LANの暗号化でうまく噛み合わない模様)それで手作業で細かく設定しようとしたのですが、そうなるとその辺の説明がほとんど無い。
また機器自体の説明もどう見ても不足していて、例えばクレイドルには「LAN/INTERNET」の切り替えスイッチがあるのですが、このスイッチの意味はどこにも書かれていません。取り敢えず「INTERNET」の方で接続。
結局右往左往というか、装置のリセットを何度か繰り返すことになりましたが。4日後の28日にようやく、家で無線LANにぶら下がっていたネットブック、ベッドサイド用のVAIO-U、そしてPSPが光ポータブル経由で問題なくネットにつながるようになりました。
最後に光ポータブルにパスワード設定を行い、ぶら下がる機器のMAC制限を掛けて、これで屋内使用分の設定はひとまず終了。
プロトコルが変わった事(11b→11g)もあり、今まで回線速度11M、実質転送速度はネットブックで4M、Vaio-Uは2Mぐらいだったのが、回線速度54Mで、転送速度もネットブックで20M、Vaio-Uも倍増と早くなりました。これでまず当初の目的は達せられました。
5)B-mobileの設定
こうなると、折角ですから3Gでの接続も行いたくなりました。モバイル通信用としては、今年初めにWiMAXのUSBモデムを購入してはいます。しかしWiMAXも電波強いときなど早いときは本当に早いのですけど、バスの中など移動中はかなり厳しいですし、都市部でないと電波自体届いていない場所が多かったです。(まぁWiMAXのモデム自体は今後も保険で持っておきますけど)
というわけでテストも含めて、"B-mobile SIM U300"を1カ月分で購入しました。速度が最大300Kbit/Secまでに制限されているとは言え、月額3000円以下で安いので。何より「縛り」が無いのがよろしいです。
SIMカードはB-mobileの公式サイトから7月28日に申し込んで、その日の内に発送され、29日には到着しました。
ちなみに"B-mobile"はドコモのMVNO(回線リセール)でSIM自体もドコモのそれ「そのまんま」、なので光ポータブルのSIMロック版でも問題なく使用できました(少なくとも現時点では)。
光ポータブルの設定画面から、"B-mobile"のパッケージに書かれていたとおりに設定。
いちお30日間有効で、今回は8月いっぱい使う積もりでしたから、8月1日になってからアクティベーションしました。といっても、「開通手続きフリーダイヤル」に電話して、SIMに登録されている電話番号を入力するだけです。
ここでは特に問題なく。まもなく"WIRELESS"ランプが青に点灯されました。
通信速度は確かに300Kbpsくらいが表示されました。あちこちで3Gで接続する度に速度を確認しましたけど、「ベストエフォート」と言う割におおむね300Kbps前後で接続できていました。
これは300Kbpsが「論理的な最大回線速度」ではなく「最大速度はもっと上だが回線側で300Kbpsまでに制限している」ということだからでしょう。高速バスの中を含めて、電波を捕らえられなかった場所はほとんど無かったように思います。
昔は私も@FreeDで、64Kbpsの速度でweb巡回などしていましたので、速度が遅い事自体は判ってたつもりでしたけど、しかし今はweb頁自体が大半「もっと早い回線を前提にして」いるところが少なからずとなっているからか、今は300Kbpsでは「web頁をストレス無く見ることができる」ということろまでは行かなかったです、意識して「待つ」必要が有ります。("Opera Turbo"の出番か)もちろんストリーミングなんかもってのほかでしょう。ただメールはもちろん、FTPも接続できましたので、取り敢えず夜行バスなどでヒマを持て余している時間を潰すには問題無さそうです。後は電源さえ確保できれば。
ちなみにネットブック本体自体は3Gでの接続でも「無線LAN」で接続しているつもりになっていました。
(3Gの電波を光ポータブルが補足して、無線LANで子機とやりとりをする感じ)
光ポータブルは電源を入れると、勝手に接続を行います(3G、無線LAN共に自動接続ができますし、両方接続可能な場合は無線LAN優先にする指定もできます)、この辺での使い勝手もそれ程悪く無さそうです。(光ポータブルは一定時間パケットが流れないとスリープするみたい)
つまり無駄なパケットや接続時間が発生しそうですね、3Gは定額ではなく従量制の設定だとえらいことになりそうです。
処で、
"B-mobile SIM U300"1カ月版は公式サイト経由でしか買えませんが、半年版はamazonなどでも買えます。
日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM-U300-6MS
※この記事を書いている時点(2010/08/12)での値段は13,409円です。
公式サイトより自動更新の設定をすることもできますが、公式サイトで更新すると上記よりも高いので、amazonほかでその都度買った方が良さそうに思います。
ちなみに公式でもそうですがamazonでも1年(365日)版は¥27088と、なぜか半年版x2(¥26818)より高いです。加えて、日数も185日x2=370日と、なぜか半年版のほうが多少多いです。(1日当たりに換算すると、半年版は72.5円/日、1年版は74.2円/日)
→(08/18追記)現在は1年版は期間が375日に改訂されていました。これだと1年版は72.3円なので半年版よりも安くなりますね。↓の理由でそれでも半年版の方がお勧めとはお思いますけども。
もう一つ、こういうのは早い周期で料金改定される可能性がありますし、システム自体も変わる可能性があります。"B-mobileSIM u300"には縛りや違約金はありませんが、払い戻しなども有りませんから。
別の会社への乗り換えも含め、世界の変動に対応しやすくするためにも、SIM購入は半年周期の更新のほうが良いのではないかと。
尤も私が外で使う機会はアウェイ遠征するときくらいですし、8月は金鳥(大阪長居)の後にも大白鳥(新潟)日本平(清水)と遠距離アウェイが重なりますけど、これを越えるとその機会もしばらく有りませんから、急いで買う必要も無いのですけど。特に後半戦は、神戸と西京極はすでに行かないつもりになっていますから、後は最終戦の仙台ユアスタくらいになってしまいます。(ナビスコは平日なので、カシマに勝っても仙台or磐田には行けなそう)なので当座は「使うときが来たら再購入」という展開になりそうです。恐らくは12月前に、半年分を買うことになるでしょう。
6)フレッツスポットの設定
最後にフレッツスポットのテストです。いちお今回は同時申し込みで、設定情報などは別途月曜日に郵送で到着。書いて有る通りの設定はしましたけど、つながるかどうかのテストは「フレッツスポットのあるところ」まで行かないとできませんですから。
光ポータブルの設定の指示に従って、用意されているテンプレートに添って。設定はテンプレートを使えば、プロバイダ(私は@nifty)のID、パスワードと、NTTから通知されたFLETS SPOTの接続用IDパスワードを入力するだけです。テンプレートはNTT東日本、NTT西日本、JR東海(新幹線)の三つが用意されていますが、後述しますがこれらは一つ作っておけば(ローミング設定により)共有できるようです。
で。会社帰りに京急の最寄り駅に行きテストしてみました。いちお「FLETS SPOT」の表示を確かめて。
でもつながらない。
というか、ネットブックのワイヤレス表示でも"FLETS"の表示がされない。実は電波来ていない??
しばらく頑張ったのですが、諦めて川崎へ移動。地下街アゼリアのモスバーガーに。
ここでは"FLETS"の電波が来ていることを確認してから接続実験。事前に入力している設定では接続できませんでしたけど、光ポータブルの持っているテンプレートに沿って再設定を行いましたら、
まもなく光ポータブルの"WIRELESS"ランプが緑に点灯しました。
速度も下り4Mくらいと、ほどほどでした。これは場所とその時の状況に依るでしょうね。
8月8日に大阪に行った際、早朝梅田に到着してから動き出すまでネットカフェに潜伏したのですが、ここはフレッツスポットの接続ができました。というか、上記に書いているフレッツの設定は「NTT東日本」のテンプレを使ったのですが「NTT西日本」である大阪でもそのまま接続できました。
※ただこの無線LANはネカフェ自体が設置した物ではなかったのか電波が弱く、3G接続より少しましという程度の接続速度でした。
7)テスト
という訳で設定も終了。
テストその1として、この記事は3G接続(B-mobile)で、FTPによるファイルアップロードと記事の書き込みを実験しました。まぁただでさえ写真が多すぎると言われているこのブログですからアップロードするだけでも時間はたっぷりかかりましたけど、まぁなんとか記事作成完了までうまくいったです。
※事前の情報ではFTPが利用できないという話もありましたから、この点だけは心配していましたけど取り敢えず安心しました。
処でこの辺で、屋内LANでの接続時にファイル共有ができなくなっていることが判明しました。これも試行錯誤が重なりましたけどその辺は略。結局デスクトップPC側のファイアウォール(カスペルスキー)の設定を変更することにより、なんとか参照できるようになりました。
※恐いのでネットブック側のファイアウォールはいじっていません。
さて。いよいよこの環境を外で確認する機会が来ました。8月8日の桜大阪戦に向けて、夜行バスで往復です。
ちなみに行きのバス中でも接続は確認できました。
そしてこちらの記事も、長居公園で開場待ちの合間で作成しアップロードしました。まぁ写真もこの枚数ならそれ程待ち時間のストレスもなかったです。これが試合の記事になるとどうなるやらら。
実は大阪からの帰り高速バス内でもなんかやろうとは思ったのですけど、バス移動中でもおおむね接続できることが判っただけで、力尽きて寝てしまいましたけども。
次のテストというか、これはもう本番ですけど。8月21日の新潟行きの際にどこまで活用できるか。尤もこちらもう要点は、「どこで電源を確保するか」に尽きるような感じです。
※今回の大阪往復では、大阪到着時にネカフェで充電しています。
今回はここまで。
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