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2012/06/28

東欧見聞日記2012(#08)06/27-1:アウシュヴィッツ&ビルケナウ

 
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 今日の目的地はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所です。ここまで来たからには、ここには行かなければならないと考えましたから。
 今日もSeeKrakowのツアーで。今日は130zlですから3200円くらい。これで現地まで直接往復してガイドツアー付きですから、自力で行く際の行程のリスクなどを考えるとまぁ良いかなと。
 
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 バンは今日も満杯になって
 
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 1時間20分ほどで現地に到着。
 
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 現在地は地図のA、アウシュヴィッツ1号(ポーランド名オシフィエンチム)です。Bが後で行くアウシュヴィッツ2号ビルケナウ(ブジェジンカ)。他に近郊にはアウシュヴィッツ3号モノビッツ(モノビツェ)も在ったのですが、そちらは軍需化学工場での強制労働が目的でその側に造られていたため、ソ連軍進攻の際に破壊されて残っていません。
 今回のツアーではアウシュヴィッツとビルケナウを見学します。
 
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 同じ会社のバンが全部到着するのを待って(3台でした)
 
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 集団で中に。
 
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 その途中でヘッドフォンを渡されました。解説はガイドが直接行いますが、建物内など声が通らないところで複数のグループでの大声解説が響く、という事態をさけるためのようです。実際これで音量を上げて聞き取りに集中できましたので助かりましたです。
 
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 そして中に。
 
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 ここで集団は二手にグループ分けされました。
 この方が私が潜り込んだ方のガイドさんです。
 
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 最初に向かった先は
 
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 収容所の入り口。あるばいと、まはと、ふらい。働けば自由になります。現在でも働いたからと言って自由にはなりませんが。なおこれ自体は昔から在るドイツの労働標語でナチ専売ではありません。
 
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 門を潜って、中に。
 
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 楽団は音楽で迎えてくれません。
 
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 中には囚人収容の建物が並びます。
 
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 その中の一つに。ここは「ナチが行ったこと」の展示でした。ヨーロッパ各地から集められた囚人に対し
 
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 「殺虫剤」チクロンBを使用しました。
 
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 ここに貯めてあるのは「使用後」の缶。
 
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 隣の棟での展示は、残されていた「証拠」として
 
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 メガネのほか、鞄や靴や……髪の毛や
 
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 囚人から接収されたものの「一部」が展示されていました。
 
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 あくまで一部。
 
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 次の棟は囚人の生活や衛生状態。
 
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 中には藁を敷き詰められていた部屋が。しかしそれでもこの建物はきちんと建ててあるだけ良い方なのだと後で判ります。
 
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 先に進んで、11号棟。
 
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 ここには恐ろしい地下牢が……
 
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 柵の向こうのこの建物は「倉庫」らしい。囚人から接収された物はここに保管されていたとか。
 
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 11号棟の隣は囲われていて
 
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 この内庭に面した10号棟の窓には目隠しがされています。
 
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 ここで行われていたことを囚人達に見せないために。
 
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 さて、来た道を戻ると
 
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 柵を超え外に。
 
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 解放後、ここで所長のヘスが吊るされました。
 
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 ガス室の隣で。
 
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 ここは最初の「ガス室」として試作された物で、ビルケナウに本格的なガス室が建造された後は倉庫として使っていたそうなのですが、展示に当たって元のガス室に復元されています。
 
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 中。
 
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 隣は焼却炉。
 
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 ……。
 私には、この地を饒舌に語る言葉はありません。
 
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 アウシュヴィッツ(1号)の見学は終わり、外に。
 
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 ここからビルケナウに移動しますが、ツアーですのでバンで。
 ビルケナウ行きバスは結構多く動いているようです。
 
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 バン出発。
 
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 線路を越えて
 
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 数分で到着。アウシュヴィッツ2号ビルケナウです。
 
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 こちらは遥か先まで広がる広大な世界でした。
 
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 これが入り口。
 
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 この真ん中には線路が引き込まれていて
 
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 この風景はどこかで見たことがあります。
 
 
 
 パノラマ。も2枚つなげてみました。そのくらい広いです。
  
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 広大な敷地にバラックとその跡が並んでいます。
 
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 貨車。実際に「輸送」に使われた本物のようです。
 
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 線路の行き着いた一番奥にはモニュメントが置かれていました。
 
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 ここには収容された国の人の言語で慰霊の言葉が掲げられています。
 
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 柵を越えて
 
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 ガス室の跡へ。ここはナチ撤退の際に証拠隠滅のために破壊されたのですが
 
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 そのまま残されています。
 
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 さて、残っていた囚人棟に
 
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 入ってみたのですが
 
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 板張りの3段ベッド、というか棚。
 
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 屋根は薄い板で葺いただけ。
 
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 先程のアウシュヴィッツ1号の囚人棟がまともに見える酷い状態でした。冬はどうなるのか考えるだけでも恐ろしい。
 
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 造りも簡素なのでしょう、彼方此方で崩壊しないよう補強がされていました。
 
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 これはトイレ棟ですが
 
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 ……。
 
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 こちらは洗面所。
 
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 言葉をつづることもできません。
 
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 実際ツアーに参加していた人の全員が、無駄口を叩くこともはしゃぐ事もなく。残されている状態を見てガイドの解説を聞いていたのでした。
 私も余計な感想を綴る気は有りません。ただ、ここまで来たことで過去に起きたことを認識できたとだけ。
 
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 ゲートを通って外へ。先程の線路を経て収容された人は9万人。収容すらされなかった人はその10倍以上とも。
 
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 これで見学は終了。行きと同じバンで。1時間ほどでホテルに戻りました。
 続く。

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