PLUTO(プルートウ)は電気仕掛けの手塚治虫の夢を見るか
私は手塚治虫世代では無いですけど(そういう言い方だと藤子不二雄世代に属するはず)でも鉄腕アトムは結構読んでます。ええと、「朝日ソノラマ版」と書けば通じるかな? もちろん、「地上最大のロボット」編も見ていますし印象に残っています。
なので当然不安の有った今回のリメイク版ですが、でもそれで出てきたのはリメイクというよりは、リイマジネーション。浦沢直樹氏の世界にきっちり再構成されてしまいました。しかも、オリジナルの要素もちゃんと残されている。まいった(x x;)
1巻では「あのロボット」が登場する処まで(^ ^;) なんという構成(x x;)
今回は、B5版カラー頁そのまま収録かつ手塚治虫オリジナル版の付録付きの豪華版と、通常のコミックス版の2種類が発売されています。
私はB5版で見たかったので豪華版にしましたけど、でもそれにこだわらないのならば通常コミックス版でも問題ないと思います値段も大きく違いますし。それに豪華版付録の手塚治虫オリジナル版が見たいのなら、例えば手塚治虫全集は今でも入手可能ですから(^ ^;)
(小学館としては、それは困るでしょうけど(^ ^;)あわ でもそうさせないためには、ちと今回の付録は魅力が乏しいようにも思います。そのまま再録でしかないですから)
連載では対ブランド戦が終わりました。オリジナルではこの次にようやくゲジヒト登場なのですけど……どうやらこの辺から、話の展開がオリジナルとは大きく変わってきそうですね。なんせ この浦沢版ではゲジヒトが主役なのですから、オリジナルの順番通り次で退場というわけにも行かない(^ ^;)
ヘラクレスがすでに登場していますから、次はヘラクレス編になるのかな。そうなるなら、未登場のエプシロンも出てきそう。
ともあれ、オリジナルを尊重しつつどこまで逸脱してしまうのか、これからの展開が本当に楽しみです。
……ゲジヒトが最後まで残るならば、その前にアトムも倒されてしまうという展開すら有り得ますね。可能ならそうしてほしい。今回のリメイクは成功するでしょうが、その上で「他のアトムの話もリメイクしてくれ」という展開にならないようにするためにも。
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